「下の子が生まれたら、上の子を優先して接してあげましょう」というのが、二人育児のセオリーですよね。でもこれって現実的には難しくないですか?
今我が家には、3歳児と6ヶ月児がいます。
生まれてから数カ月、上の子優先で頑張ってきました。下の子が泣いていても、おっぱい・おむつ・安全が守られていれば、上の子の遊んでコールに答えてきました。下の子があまりにもどうしようもなければおんぶしてあげて、いつの間にか寝ているというのが日常でした。
しかしそれが続くと、おんぶでしか寝なくなってしまったのです。抱っこもだめです。
赤ちゃんって細切れに眠るし、うちの子は特に30分寝て起きてを一日に4〜5回することが多かったので、そのたびにおんぶするのが大変でした。寝たと思ってベッドに下ろすと起きてしまうので、一日中おんぶの日々でした。
このままじゃ完全に自分で寝る力がなくなってしまうのではないか。そう思い、思い切っておんぶをやめてセルフねんねできるようにネントレすることを決めました。ついでに夜のおっぱいでの寝かしつけもやめました。
やり方は、薄暗くした部屋に連れて行って、ねんねしようね、自分でねんねできるよ、と落ち着かせ、数分したらおやすみと言って部屋を出てドアを閉めます。
最初はすぐに泣き出します。でもすぐに見に行かずに、10分くらい我慢します。それから様子を見に行き、トントンしたり大丈夫だよと声をかけてあげます。できれば抱き上げたりしないほうがいいです。またおやすみと言って部屋を出ます。
これを何度か繰り返しおこないました。
初日の夜は、寝付くのに1時間半かかりました。泣き通しで私も辛かったですが、赤ちゃんの力を信じて待ちました。
すると、初日は30分で一度起きてしまいましたが、その後寝かしつけて朝まで5時間まとめてねてくれました。3時間で起きていたので大きな進歩です。
さらに翌日の夜は寝付くまでの時間がグッと短くなり、1時間かからず眠りについてくれたのです。3日後には30分かからなくなりました。
本当に嬉しかったです。私は体が楽になるし、赤ちゃんもしっかり眠れるし、お互いごきげんな時間が増えました。
このネントレのポイントは、まず、お昼寝も同じように寝かしつけすることです。リビングではなく薄暗くした寝室に連れて行くこと。寝室に来たら寝るのだということを教えます。そのうちに寝室に連れてきてベッドに寝かせると勝手にねんねモードになるようになります。
もう一つは、ねんねグッズを与えることです。ふわふわして肌触りの良いぬいぐるみや布を与えると赤ちゃんが落ち着きます。私は、BUNNIES BYE THE BAYの安心毛布を使いました。ねんねするときは必ずこの安心毛布と一緒に寝かせて、これがある時は眠るときであることを教えます。最初は興味を示さなくても、だんだんと触ったり舐めたりしてなれてくるので、あきらめずに一緒に寝かせてあげるといいと思います。いまではうちの子も安心毛布をハミハミしたり、顔をスリスリしながら寝るようになりました。
ネントレって赤ちゃんがかわいそうとか、泣かせたままにするのは辛いという見方もありますが、そんなことなくて、赤ちゃんもお母さんも幸せになれると思います。
おんぶで長く眠れない、体が痛いなど、お互い辛い思いをしているなら、思い切ってネントレしてみることをオススメします。
泣かせてる間に上の子と遊んでいれば少し気が紛れるし、長く寝てくれればもっと上の子と過ごせます。上の子もお母さんとしっかり遊ぶ時間が増えるのでハッピーです。
本当にに赤ちゃんってすごいです。ちゃんと教えればできるようになるので、赤ちゃんの睡眠で悩んでいたら、ぜひチャレンジしてみてください。